快適な丹後暮らしを支える柱のひとつが「介護保険」です。
この場合の介護とは、老化などで生活が不自由になった時にそれを補うこと、です。
この介護が必要になった時いろんなサービスが使える保険制度です。高齢のかた本人はもちろん、高齢のご家族がいる人には必須です。
キーワード①「地域包括支援センター」
とても役立つ介護保険ですが、まともに取り組むと複雑すぎて挫折します。
そこで「地域包括支援センター」です。
介護についての総合窓口のようなところで、ここを訪れて、または電話で「(自分の、または親などの)介護保険の申請がしたいのです」と発声すれば良いです。あとは相手が話を進めてくれます。
たいていの場合、ここで介護を必要とする人の状況を尋ねられますので、「いつから、どんな状態なのか」を事前にメモして行くとスムーズに進みます。
その後の進め方などについても説明がありますので、このあとのキーワードが無くてもなんとかなりますが、事前に知っておくと楽です。
・宮津市地域包括支援センター(℡0772-45-1620)
・宮津市北部地域包括支援センター(℡0772-27-0233)
・伊根町地域包括支援センター(℡0772-32-3041)
・京丹後市地域包括支援センター(℡0772-69-0330)
・地域包括支援センターあみの(℡0772-69-0343)
・与謝野町地域包括支援センター(℡0772-43-9021)
キーワード②「保険証とマイナンバーと本人確認書類」
事前に準備しておくものとして、
65歳以上の方は介護保険の保険証である「介護保険被保険者証」が必要です(65歳になる月までに交付されています)。
40歳~64歳の方は健康保険の保険証が必要です(介護保険被保険者証は認定を受けたあとで交付されます)。
そしてどちらの場合も「マイナンバー」と「本人確認書類」が必要です。
マイナンバーの確認は①マイナンバーカード(個人番号カード)
②通知カード(住所、氏名等が住民票と一致しているもの)
③個人番号が記載された住民票 等で行われます。
本人確認には①マイナンバーカード(個人番号カード)
②運転免許証
③パスポート 等の写真付きの身分証明書が必要です。
※保険証などの写真のないものの場合は申請する市町村に確認しましょう。
キーワード③「主治医意見書」
申請書と一緒に手渡されるのが「主治医意見書」です。主治医に意見を記述してもらい提出する必要があります。これが無いと次の段階に進めませんので、普段から親しいお医者さんをつくっておくと楽です。
キーワード④「認定調査」
主治医意見書と同時進行なのが「認定調査」です。市町に雇われた認定調査員さんがご家庭を訪問し、ご本人の状態を確認するものです。70数個の調査項目があり、場合によりますが1時間程度かかります。
ここで気を付けたいのは、こういう場面になるとご本人が張り切ってしまい、普段できないことが出来てしまったりすることです。調査人さんに普段と違う状態を認識されると良いことはひとつもありません。事前に普段の状態や困っていることをメモ書きしておいてこっそり渡すなどしましょう。
キーワード⑤「介護認定審査会」
主治医意見書と認定調査票をもとに、お医者さんや介護関係者などで構成される「介護認定審査会」で介護度が決定されます。ここまで通常1か月程度かかります。
認定結果一式がお宅に届き、「介護保険の申請」が終了します。
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